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本のしょうかい

紙のむすめの表紙画像

『紙のむすめ』
ナタリー・ベルハッセン 文 ナオミ・シャピラ 絵
もたいなつう 訳

光村教育図書

美しい美しい切り絵の世界と共に一人の娘のお話が展開していきます。イスラエル出身のベルハッセンさんとシャピラさんコンビにより生まれた作品です。

ベルハッセンさんは子どものころから児童文学作家になることを夢見ていたそうです。そしてこの絵本がデビュー作になりました。

またシャピラさんは9歳から切り絵技法を学び、以来40年以上この芸術を極めてきたデザイナー。切り絵は台紙から3センチ離して撮影しているため、浮かび上がって立体的に見えてきます。

「切り絵は、芸術的にも哲学的にも、とても奥深いものです。紙を切るという単純な作業から生まれる素朴な芸術ですが、何を切り抜き、何を残すかという選択を重ねて絵を完成させます。それは、人生と同じようなもの。何を選び取り、何を捨て去るかーー失った部分がより鮮明に絵を際立たせるのです。」

このメッセージを心に留めて本を開くとシャピラさんの切り絵がそのことばのとおりまた一段と深く、哲学的に見えてくるはずです。じっくりご覧ください。

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