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マルマくんかえるになるの表紙画像

『マルマくんかえるになる』
片山令子 文   広瀬ひかり 銅版画

ブロンズ新社

かえるのマルマくんは大人になりかけのかえるです。まだおたまじゃくしのおっぽがついていて他の仲間のようにスイスイと泳ぐことができません。

みんなにからかわれていると、「はすバス」に乗ったがま先生がやってきました。がま先生は「はすバス」にマルマくんを乗せると同じようにおっぽがとれずに悲しんでいるキーヨくん、ルビーちゃんも拾って学校へもどっていきました。それから三匹がおぼれないようにとステキな浮き輪と水中メガネをそれぞれに選んでくれました。それはとってもかわいらしく三匹にぴったり似合っています。

次の日からがま先生は三匹のための特別授業をスターとさせました。おたまじゃくしからかえるになるということやかえるのおよぎについて、がま先生は丁寧に優しくわかりやすく教えてくれます。

「こまったことが おきたら しずかに よく かんがえること。そしてべんきょうすること。すると こまったことは すこしずつ すてきなことに かわっていくよ。」「ゆっくりだっていいんだよ」と子どもたちを思うがま先生。お茶の時間にやってきたマダムかたつむりの「ゆっくりって すてきなことね」ということばも心にも響いてきます。

片山令子さんの文と広瀬ひかりさんの美しく味のある銅版画が、三匹のかえるの成長を温かく見守っている作品です。

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