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本のしょうかい

どろぼうがないたの表紙画像

『どろぼうがないた』
杉川としひろ 作   ふくだじゅんこ 絵

冨山房インターナショナル

あるところにどろぼうが住んでいました。どろぼうの住んでいる小屋の二つの窓からはそれぞれ二つの国の立派なお城が見えます。どろぼうはこの景色が大好き。だってここにいると二つのお城がまるで自分のもののように思えるのですから。

ある晩、いつものようにどろぼうはお仕事へ。何の仕事?もちろんどろぼうです。ところが途中で見つかってどろぼうはとりあえず小さな箱をひとつ盗んで逃げ出しました。

この小さな箱がどろぼうの生き方を変えていきます。どろぼうはどろぼうとして暮らしていくことをやめ、夜になると盗んだものをそっと返しに行くようになったのです。

そしてある日突然起こったできごと・・・。それまで泣いたこともなかったどろぼうですが、初めて悲しい、淋しいという気持ちになって大声で泣くのでした。小さな箱の中に入っていたものは?どろぼうを泣かせたできごととは一体なんだったのでしょうか。

杉川さんの心にきゅんと来るお話とふくだじゅんこさんが描く優しい色づかい、優しいタッチの絵が心に残る一冊です。

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