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本のしょうかい

ばしん!ばん!どかん!の表紙画像

『ばしん!ばん!どかん!』
ピーター・スピア 文・絵   渡辺茂男 訳

童話館出版

朝、小鳥のさえずりで目を覚ます?それとも時計のアラーム?おかあさんの「起きなさーい!」という声?一日のスタートはどんな音で始まりますか。

これは楽しい“音の図鑑”のような絵本。擬音語がたくさん出てきます。

ぐったぐったとお鍋で野菜が煮えていく、ぷちんぷちゅんとフライパンで卵が目玉焼きになっていく、ぱりん!!誰かがお皿を落とした!ぴいいいいいいいいい、これはお湯が沸いたよとヤカンが知らせる音、さくさくさくさく、まな板の上で野菜が切られていく・・・朝のキッチンで聞こえる音は特に活気に満ちています。

学校の教室ではどんな音を立てて勉強しているのかな。遊ぶ時にはこんな音?庭では?道路ではどんな車がどんな音を立てて走っている?空の上でも海の上でも、海の中でもいろんな音がしています。掃除、洗濯、お裁縫、お母さんがおうちの中でこなしている家事にも様々の音がくっついてきます。

ページをめくるたびにスピアさんの絵が優しく目に飛び込み、暮らしの中の身近な音が耳元に響いてきそうです。そして私たちはいろいろな音、たくさんの音に囲まれて一日を過ごしているのだな、と気づかされます。

「ばしん!ばん!どかん!」最初と最後のページにタイトルになっている音が登場します。この音がもたらすこととは?子どもも大人も一緒に受けとめ考えたい、さりげなくスピアさんが伝えるメッセージがここにあります。

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