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本のしょうかい

りんごかもしれないの表紙画像

『りんごかもしれない』
ヨシタケシンスケ 作

ブロンズ新社

さぁ、みなさん、これからテーブルの上に置かれた一個のりんごについての深―い、深―い考察が始まります。

さりげなく置かれたりんごだけれど、もしかしたら、これはりんごではないのかも・・・。そもそもどうしてここにりんごがあるのか・・・。

ではこれは一体何なのでしょう?だれが何の目的でテーブルに置いたのでしょう?

反対側から見たらみかんかもしれない。中はメガがぎっしりつまっている?何かの卵かもしれない?りんごには兄弟がたくさんいる?お母さんが買ってきた?何かの合図かもしれない?ぼくをつかまえる罠?「・・・かもしれない」と想像、創造の世界がどんどん、どんどん広がっていきます。

読み手の脳もどんどん刺激され、ヨシタケワールドに引き込まれていきます。本の中に折り込まれた“みんなでかいてみたら、おもしろいかもしれない”シートを前に頭をひねり、書き込んでしまったら、あなたはもうヨシタケさんの罠にはまってしまったのかもしれない・・・ですよ。

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