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本のしょうかい

このあかいえほんをひらいたらの表紙画像

『このあかいえほんをひらいたら』
ジェシー・クラウスマイヤー 文   スージー・リー 絵
石津ちひろ 訳

講談社

さぁ、絵本を開きましょう。まずお話が始まる前の表紙の内側には灰色のちっちゃな雨つぶたちにいっぱい。

そうしてつぎは中表紙、あら?ページが一回り小さくなって、本の中からまた本が出てきたような感じです。色とりどりで書かれた『このあかいえほんをひらいたら』というタイトルの字の下ではウサギとカエルが積み上げられた本によりかかってそれぞれが本を広げお話の世界にひたっているようです。テントウムシも本の上にちょこんとすわって読書中。

では次のページを開いてみましょう。またまた一回り小さくなった本が現れました。まるでテントウムシの身体の模様のようなその本の表紙には「あかいえほん」というタイトルがついています。

そしてページをめくると、いよいよおはなしが始まったようです。どんなお話?テントウムシが緑色の本を開こうとしている場面です。 テントウムシが読もうとしているのは何という本?それは「みどりのえほん」。みどりのえほんの主人公はカエルくん。カエルくんも本を持っています。今度はオレンジ色の本です。オレンジといえばウサギさんの登場です。どうしてわかるかって?だって表紙の模様がね・・・。ウサギさんが開こうとしているのは黄色い絵本、そこに出てくるのがクマさん。本はどんどん小さくなっていって最後に現れるのはだーれだ?

こうして本の中から次々に一回り小さくなった本が出てくる仕掛け絵本。こんな楽しい絵本を作ったのは編集者として児童書の出版の仕事をしているアメリカ生まれのジェシー・クラウスマイヤーさんと『なみ』や『かげ』などで世界的に高い評価を受けている韓国生まれのスージー・リーさんのコンビです。クラウスマイヤーさんはこの作品がデビュー作だそうです。

さぁて、開いた本、こんどはきちんと閉じなくちゃね。後半はさよならを言いながら登場人物それぞれ自分が開いた本を一冊一冊パタンと閉じていき「あかいえほん」のお話はおしまいです。それで『このあかいえほんをひらいたら』のおしまいはどうなる? あぁ、ややっこしい!ことばで説明するのは難しい!だからこの『あかいえほんをひらいたら』をあなたもひらいてそのおもしろさを味わってみましょうね。

一番最後の裏表紙の内側には灰色から虹色に変わった雨つぶたちがいっぱい。その理由もこの絵本を読み終えればわかるはずです。

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