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でんしゃがきたの表紙画像

『でんしゃがきた!』
石橋真樹子 作

福音館書店

「窓から鉄橋が見えています。電車が通っていきます。

わぁーい、きょうはおさんぽしながらいっぱいでんしゃをみられるよ。男の子はお父さんとお出かけです。

まずは高台にあるお家の窓から見ていた鉄橋の電車をもっと近くで見ようと坂道を下って橋に来ました。ここが一番電車が良く見えることを男の子は知っています。カタン、コトン、カタン、コトン、電車がやってきたよ。

お父さんに抱っこしてもらって、通り過ぎるながーい10両編成の電車をじっくり見送った後は線路沿いの道を進み、お気に入りの場所へ。小さなトンネルの下で大きな音を聞きながら電車のお腹を下から見るのがお気に入りの男の子。今度は陸橋の上から、次は踏み切りで、と親子で電車を見るお散歩が続きます。男の子たちってどうして電車を見るのがこんなに好きなんでしょう?

あら、絵本の中の坊やはお休みの前にもう一度カーテンを開けて、窓から鉄橋を行く電車の光の帯を眺めているようです。

この絵本は福音館の「ちいさなかがくのとも」の2013年2月号。作者の石橋真樹子さんには五ヶ月になる男の子のお母さんです。これまでは電車は乗って楽しいものだったのが、動くものに興味を持ち始めた坊やとのお散歩で電車は見るのが楽しいと感じるようになったそうです。そんなことが記されているこのシリーズでは毎回おなじみの「おりこみふろく」、鉄道ライターの川辺謙一さんの“おおきなひとのための『でんしゃがきた!』”という解説も掲載されています。この冊子を読むともっと楽しい『でんしゃがきた!』になるはずです。

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