本のしょうかい
『どいてよ へびくん』
五味太郎 作
偕成社
ねこさんとへびくんは仲良し?ねこさんが何かしようとすると必ずそこにはのんきな顔をしたへびくんが、まるで先回りしていたみたいにいるのです。
本を読もうとしても、お絵かきしようとしてもへびくんの長いからだがちょっと邪魔。砂場はへびくんの大きな体に独占され、すべり台だってへびくんが乗ったら上から下までいっぱいです。そのたびに「どいてよ」とヘビくんにおねがいするねこさん。
「どいてよ」の声はだんだん大きくなり、ねこさんはおこりだしました。でもそのうちに雨が降ってきて・・・。
五味太郎さんのまたまた楽しい絵本です。
「来年は巳年、ヘびくんに“どいて”なんていえないよ、ねこさん。」