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おこだでませんようにの表紙画像

『おこだでませんように』
くすのき しげのり 作   石井聖岳 絵

小学館

一年生のぼくは家でも学校でもおこられてばっかり。

お母ちゃんが帰ってくるまで妹の相手をしていたのに,わがまま言って泣いている妹を見て「また いもうと なかして!」とまずおこられ、それから「まだ しゅくだい してないの!」とまたまたおこられる。お兄ちゃんってソンばっかり。

カマキリを女の子につきつけただけなのに、給食当番でちょっと大盛りによそりすぎただけなのに、ともだちとちょっとけんかになっただけなのに、休み時間に大きな声で歌を歌っただけなのに、先生はぼくばっかりおこる。

ぼくだっておこられたくて失敗やドジをくり返しているわけではないけれど、その言い訳をすればまたまたおこられる。だから無口になって横を向いて大人が言うがままにひたすらおこられているぼく。

どうしたらおこられへんのやろ?どうしたら「ええこやねえ」って言ってもらえるんやろ?ぼくって「わるいこ」なんやろか?いつもそんなことばかり考えているぼくが七夕の日、心をこめて短冊に書いたお願いとは・・・。

文はもと小学校教諭のくすのきしげのりさん。ユーモアを交えながら子どもの素直な気持を切なく描きます。絵を担当するのは六年間学童保育で子どもたちに接してきた石井さん。ぼくの表情を印象的に描いています。

「そんな おこった かお しとったら、しわが ふえるで」ぼくはおかあちゃんにいつもきれいでいてほしい。このメッセージがみんなのおかあちゃん、先生、それからおとうちゃんたちにも伝わってプンプン顔の大人が少なくなるといいね、ぼく。

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