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本のしょうかい

105にんのすてきなしごとの表紙画像

『105にんのすてきなしごと』
カ―ラ・カスキン 文    マーク・シーモント 絵
なかがわちひろ 訳

あすなろ書房

金曜日の夕方になりました。あちらこちらで明かりがともり始めるころ、これから仕事に向かう105人は身支度を始めます。105人のうち男の人は92人、女の人は13人。

まずはみんなバスタイムです。シャワーの人、湯船にゆっくりつかる人、お風呂の中で歌う人、本を読む人もいるようです。

お風呂から出たら何をしますか?105人の人たちは身体を拭いた後、いい匂いのするパウダーをふりかけたり、お髭の手入れをしたり、それからみんな下着を身につけ、つぎはくつ下。その後男の人はズボンとシャツ、ネクタイと上着。女の人はドレスだったり、長いスカートとセーターやブラウスだったり。ネックレスやイヤリングはつけてもブレスレットは仕事の邪魔になるのでつけないんですね。スタイルはそれぞれですが、みんなに共通しているのは洋服の色が黒と白ということ。一人だけ特に立派な燕尾服の人がいますよ。

さぁ支度ができたみんなはどこへ向かうのでしょうか。105人のすてきなしごとってなんでしょう?

カスキンさんの作品にはほかに『あめのひってすてきだな』や『どれがぼくかわかる?』『マウスいっかのふしぎなさんぽ』などがあります。カスキンさんのご主人はオーボエ奏者だそうです。絵を担当しているシ―モンさんは『はなをくんくん』(コルデコット賞銀賞)『木はいいなあ』(コルデコット賞)でもお馴染み。お父さんは有名なイラストレーター、叔父さん、お姉さんも画家、というパリ生まれのアーティストです。

この本は1995年にすえもりブックスから岩谷時子さんの訳で出版されました。なかなか入手が難しかったのですが、2012年タイトルも訳もなかがわちひろさんの手で新しくなってあすなろ書房から再登場です。

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