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本のしょうかい

もりのおるすばんの表紙画像

『もりのおるすばん』
丸山陽子 作

童心社

ここは大きな森の中。向こうに赤い屋根のおうちが見えています。

静かな森の中をどっし、どっし、どっし、どっしとやってきたクマさん。「しずかに しずかに」とおうちから女の子が出てきました。しばらくするとコツ コツ コツ コツ、また別の足音が聞こえてきました。お散歩しているのはシカさんです。今度はおうちの中から女の子とクマさんが出てきて二人で「しずかに、しずかに」といっています。

ぴょん ふわり すとん、とん とん とん、すたたたん すたたたん、とまだまだつぎつぎに動物たちが姿を現します。そのたびに「しずかに、しずかに」と仲良しになった動物たちと一緒にお願いする女の子。その様子がとっても愛らしく、「しずかに しずかに」と読み手の私たちも声をそろえてささやいてしまいたくなります。

さて女の子はどうしてみんなに静かにしてもらいたかったのでしょう? 最後のページにまたうっとり。

美しい、緑いっぱいの森。そこを通り抜けるやわらかくやさしい風の音、風のにおいまでが感じられるようなステキな絵とおはなしは丸山陽子さんによって生み出されました。もともとは絵や彫刻の制作をしていた丸山さんですが、姪の誕生で絵本を作るようになったそうです。みずみずしい感性あふれる作品です。

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