こんな本 あんな本

本のしょうかい

『きつきつぎゅうぎゅう』
ジューリア・ドナルドソン 文  アクセル・シェフラー 絵
ながくぼれいこ 訳

ほるぷ出版

一人暮らしのおばあさんのお話です。おばあさんは家がせまいことがとっても不満なようです。

ある日物知りおじいさんに相談します。「うちはせますぎるんですよ。なにしろ きつきつ ぎゅうぎゅうなんです。」物知りおじいさんにお知恵を拝借したいおばあさん。するとおじいさんはこんなアドバイスをしました。「めんどりを うちに いれてごらん。」おばあさんはさっそくめんどりを抱いて家の中へ。めんどりがおうちを広くしてくれる?いえいえめんどりは暖炉の前の敷き物にたまごをひとつうみ落としたと思ったら、部屋中を飛び回ってみずさしにあたって・・・。

一人でもせまかったのに二人になるともっとせまいのはあたりまえ。せまくるしいよ、とおばあさんはまたものしりおじいさんに相談します。ところがおじいさん、次はヤギを入れてごらんと言うのです。なんだかおかしな話だとおもいながらも素直なおばあさんはヤギを引っ張ってきます。ヤギはカーテンを食べ、テーブルの足をかじり、と大騒ぎ。むさくるしいよ、とまたまた物知りおじいさんの意見をうかがいます。

すると今度はブタを仲間入りさせることに。もう息苦しい、うちはきつきつぎゅうぎゅうと悲鳴をあげるおばあさん、それでも次はめうしを入れなさいとおじいさん。とうとうおうちの中は5人になりました。もう息がつまってたまらない、なんとかして。うちはきつきつぎゅうぎゅう!

さぁて、おじいさん、次はどんなことをすすめたのかな。おじいさんのおかげで最後にはおばあさん、うきうき るるるん。うちはとってもひろいんです、きつきつぎゅうぎゅうじゃないんです、とごきげん。おうちを建て増ししたわけでもないのに、どうしたんでしょうか?さすがにものしりおじいさん、ナイスなアドバイスをありがとう、とおばあさんに替わってお礼が言いたくなってきます。

ドナルドソンさんのリズムカルな文とシェフラーさんの愉快なイラストがお話をとびっきり楽しくしている絵本です。

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