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本のしょうかい

ぼくのおべんとうの表紙画像

『ぼくのおべんとう』
スギヤマカナヨ 作   

アリス館

幼稚園児も小学生も、中学生も高校生、大学生も、そして社会人だってお昼の時間、お弁当の時間は待ち遠しいものです。お母さん手作り弁当(お父さんやおばあちゃん、お姉さんが作ってくれるおうちもあるはずですね、自分で作る場合もありますが)のフタをあける瞬間のあのワクワク感、いいものです。

さて、この『ぼくのおべんとう』、青いギンガムチェックのお弁当包みの絵の表紙をめくると、男の子がそぉっと赤いお弁当箱のフタを持ち上げて中をのぞきこんでいます。今日のおかずは何かな?見開きいっぱいに描かれたお弁当箱の中に詰まっているのは、子どもたちが大好きな卵焼き、から揚げ、グラタン、ミニトマト、そしてのり弁。お母さん、色取りも考えていますね。

お弁当の中身は青いお箸でひとつひとつ男の子に口に運ばれていきます。どのページにもお弁当箱の絵、そして子どもらしい男の子のことばが添えられています。お昼は一緒に食べられないけれど、お弁当を通して男の子とお母さんはつながっているな、と読み手も何だか安心します。アラ?お母さんはサプライズ好き?ご飯を食べていくうちにもうひとつ、姿を現したおかずとは・・・。最後に残ったご飯粒を一粒一粒丁寧にお箸でつまみ、卵焼きに乗せてきれいに食べる感心な男の子です。

途中でお隣の女の子とおかずの交換、から揚げとミートボールの交換です。スギヤマカナヨさんによる連作、もう一冊の『わたしのおべんとう』も一緒に読んでみてください。こちらはお隣の女の子のお弁当の本。ああ、そうつながっているのね、と様子がよくわかります。

自分が作ったお弁当を子どもはこんな風に食べてくれているんですね。それなら明日からより一層愛情をこめて!お母さんたちのお弁当作りにはさらにチカラが入るのではないでしょうか。

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