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本のしょうかい

あいうえおみせの表紙画像

『あいうえおみせ』
安野光雅 作・絵

福音館書店

町の商店街にはどんなお店がありましたっけ?この本の中ではいろいろな商売屋さんが見開きぺージの上の段に5軒、下の段に5軒、あわせて10軒、お行儀よく出店しています。タイトルのとおり、その順番は50音、あいうえおの順番に並びます。

あめや→いしやきいもや→うんそうや→えんとつや→おけや、といったぐあいです。下の段はというと、いしゃ→ろくろや→はなや→にまめや→ほうきや。そう、下の段は「いろは歌」の順です。エッ、こんな商売あったっけ?というお店も出てきます。全ての音にそってお店を並べていくのは大変です。でもそこは安野さんの知恵の見せどころ、ユーモアの見せどころ。

そのお店にふさわしい役者がところどころに顔を出しているところも安野さんならではの絵本です。えんとつやさんにはサンタクロースの姿が、ほうきやさんは魔法使いのおばあさんが店主です。かなものやさんには鬼の子どもがやってきて金棒を欲しがっていたり、ねずみとりやさんにはしっかりネコがしのびこんでいたり、くつやさんには赤いクッションの上にガラスの靴!まさに安野ワールド全開。

最後の見開きぺージには所狭しと商品がずらり、「ここにならんでいるものはどこのおみせにあるでしょう。ゆっくりさがしてください。」との安野さんからのメッセージです。さぁ、ゆっくりさがしましょう。

最初のトビラのおじさんの“店開き?”のイラストと“これでおしまい、店じまい”という最後のトビラのイラストにもご注目、本当に最初から最後まで楽しいページの連続です。

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