こんな本 あんな本

本のしょうかい

しめかざりの表紙画像

『しめかざり』
森須磨子 文・絵

福音館書店

みなさんのおうちではお正月に家の門や玄関にしめかざりを飾っていますか?

新しい年を元気に過ごすための力を授けてくれる「年神様(としかみさま)」というお正月の神様をお迎えするために私たち日本人にはしめかざりを飾る習慣があります。

このしめかざりに高校の時から興味を持ち、日本各地を回って自宅には200種のしめかざりの現物、2000種の写真があるというグラフィックデザイナーの森須磨子さんがこの本の作者です。

この本ではそれぞれの地方の代表的なしめかざりがイラストで紹介されています。しめかざりは、作る人、飾る場所、地域によって形が異なり、人々の様々な願いがこめられていることがわかります。材料の藁は実をつける前の青い稲が使われる地方もあり、お正月をすがすがしく迎えるためにその青い色が変わらないように保管しておくのも大変なこと、藁の綯い方には左と右があってそれぞれ意味が違うことなど、しめかざりについての新しい発見がたくさんあり、改めて日本の伝統文化の深さをしめかざりを通して感じることができます。

本の中ではお馴染みの形のひとつ「ゴボウジメ」(野菜のごぼうのように長くて真っ直ぐなしめかざり)の作り方がていねいに解説されています。来年のしめかざりは家族で手作りしてみようか、という気持ちになりそうな一冊です。

矢印バックナンバー

▲このページのトップへ
84O d y ],[ jp" (