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ガラガラヘビの味の表紙画像

『ガラガラヘビの味 ―― アメリカ子ども詩集』岩波少年文庫
アーサー・ビナード/木坂涼 編訳   

岩波書店

ガラガラヘビってどんな味がするの? 食べたことがある人いるのかなぁ。オグデン・ナッシュさんの詩によるとチキンの味に似ているらしいよ。そしてナッシュさん、ガラガラヘビの味を知ってからチキンが食べられなくなったらしい・・・。あら、かわいそう。

“スパゲッティのたね”ってあったっけ?最高級のスパゲッティの種だと信じて一年間育てたら、スパゲッティの木なんか生えてこなくて、畑いっぱいにくるっとしたマカロニばかり出てきた?! プレラッキーさん、本当?

大人も子どもも「ニコッ」としたり、「ドキッ」としたり、時には大きな声で読んでみたくなったり、そんなステキな詩がいっぱい詰まっている詩集です。古典から現代までの31人のアメリカ詩人による62編の詩を選びだし日本語に訳し、詩は楽しいよ、詩はみんなのものだよ、詩は生活につながっているものだよ、だれでも入れる空間だよ、と紹介しているのは詩人のアーサー・ビナード、木坂涼夫妻。

表題になっている「ガラガラヘビの味」の原題は「Rattlesnake Meat」ですが、Meatをそのまま「肉」としてしまうと、なんとも生々しい響きで・・・とビナードさんから訳した時のエピソードをお聞きしました。詩人であるご夫妻のこの詩集に対する思いや共訳作業中のお二人のやりとりも巻末に掲載されていて、それを読むとまた62編の詩の味わいも一層深くなるというものです。

表紙、各扉ページのイラストはしりあがり寿さんが担当、詩人の紹介もその扉ページに載っていて読み手には嬉しい構成になっています。

さぁ、まずはこの詩集から詩のおもしろさを感じ、詩をもっと身近に感じ、詩は生活のリズム、なんて感じられるようになったら・・・今までとちょっと違う毎日になりそうですね。

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