こんな本 あんな本

本のしょうかい

ぼくはモンスターのとこやさんの表紙画像

『ぼくはモンスターのとこやさん』
マシュー・マケリゴット 作  野口絵美 訳   

徳間書店

ねぇ、みんな、床屋さん(あッ、女の子は美容院か)へ行くのは好き?このおはなしの主人公の「ぼく」のパパは床屋さん。ぼくにはね、満月の夜になるとお迎えに来る人がいるんだよ。そしてパパのお店に行きぼくは真夜中の床屋さんになってみんなの髪を切ってあげる。もちろんパパには内緒さ。お迎えに来る人ってだれだと思う?髪を切ってあげるみんなって?

夜の12時半をまわりました。鏡の前には“かびかびオイル”や“ただれローション”、“しにがみぞめ”も勢ぞろい。さあ、準備ばんたん、お店にはぼくのお得意さん、モンスターの面々が続々とやってきました。床屋さんの開店です。

ぼくの床屋さんとしての腕はどうかって?そりゃあばっちり。だって毎日パパの仕事を見ているもの。お客さんたちの髪まで背が届かないから踏み台には乗ってるけどね。

いろんなモンスターがいろんな注文をしてくるよ。カットが簡単なモンスターもいれば、もう全身で力いっぱいハサミを動かさなくちゃならないモンスターもいるんだ。つるんと立派なアタマのガイコツさんも常連なんだけど、どうしてほしいのかわからない・・・。一番大変なのはね、ゴーゴンさん。だって髪の毛一本一本がヘビ君たちでしょ。みつ編みにしてほしい、っていわれてもう大変。ぼくは目隠しをしてお仕事するんだよ。ゴーゴンさんと目が合ったら石に変えられちゃうもの

でもモンスターの床屋さんの仕事はとっても楽しい。夜明けが近づくと後かたづけをみんなでやって店じまい。みんなでぼくを送ってくれる。そして「また つぎの まんげつに!」ってお別れするのさ。

この絵本の原題は『Even Monsters Need Haircuts』 作者は・・・おうちにはもちろんモンスターはいないけれど(いないはず)奥さんと息子、それに2頭のウマ、1ダースのニワトリ、ウサギやネコ数匹、サカナ、イヌも一匹、とにぎやかで楽しい家族に囲まれてイラストのお仕事のほかに大学で教授としても活躍中のマシュー・マケリゴットさんです。

矢印バックナンバー

▲このページのトップへ
84O