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本のしょうかい

まあちゃんのながいかみの表紙画像

『まあちゃんのながいかみ』
たかどのほうこ 作

福音館書店

お庭のテーブルで仲良し三人組、まあちゃん、はあちゃん、みいちゃんは三時のティータイム。クッキーとジュースを味わいながら、おしゃべり中です。今、3人の話題は女性の命、「髪」について。お洒落についての関心の高さは大人も子どもも一緒です。

さて、この三人、長い髪が自慢のはあちゃんとみいちゃん、そしてまあちゃんは短いおかっぱあたま。はあちゃんとみいちゃんはこれから背中が隠れるくらい髪を伸ばすんだ、と話しています。すると、二人がうらやましいまあちゃん、二人も目を丸くするような髪の毛についての大計画を発表します。

まあちゃん曰く、背中が隠れるくらいなんてまだまだ不十分!!、まあちゃんの目指す長い髪とは?

とにかく長―く長―くして、橋の上からおさげをたらして魚が釣れるくらい、おさげを右と左にピーンと張ってうち中の洗濯物が干せるくらい・・・。感心するふたりは「すてき、でも髪のお手入れ大変よ」と釘をさします。そんなことへっちゃらのまあちゃん、だってシャンプーすると雲まで届くソフトクリームになるし、川でゆすぐとこんぶになるし、乾いた髪は10人生まれるはずの妹がせっせととかしてくれるもん。うーん、まいった。まあちゃんの膨大な計画、そしてこの想像力!!

こんな楽しいおはなしをかわいらしい絵で表現する高楼方子さんはまさにまあちゃんそのもの、といった少女のような方です。IBBYオナーリスト2008児童書展開催の折、文学作品部門で日本代表に選ばれた高楼さんに札幌から来ていただきお話を伺いました。まるで声優のような声色で自作を朗読する高楼さんに大人たちもうっとり。お願いした色紙にはもちろんまあちゃん登場。大切な記念、図書館の宝物になりました。絵本だけでなく、長編作品も多い高楼さんですが、現在『小公女』のお仕事中とうかがいました。さぁどんなセーラが登場するのでしょうか。

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