こんな本 あんな本

本のしょうかい

ようちえんの表紙画像

『ようちえん』
はせがわ ほういち 作

フレーベル館

縦19センチ横17センチの本の中に描かれた楽しい幼稚園の一年。もちろん4月の入園式の場面からスタートします。ワクワクドキドキの24人の入園児、カメラを構えるパパ、後ろでニコニコのママ、みんなを笑顔で優しく迎える先生たち。

ページをめくると、夏のプールや秋の運動会、お芋ほり、遠足、クリスマスやバザー・・・、幼稚園ならではの行事が次から次へ。これから入園する親子はこの絵本を開いて幼稚園での生活を楽しく思い描き、「幼稚園期」をとっくに卒業したみんなは「こんなことしたね。」と懐かしくなるでしょう。そして子どもたち以上にこの時期を懐かしく感じ、何でもママ、ママと親子一緒に行動していた頃のことを「幸せないい時だった」と思い返すのは今や子どもが中高生になってしまったお母さんたちのはず。

この本は絵だけで構成されています。ことばは絵の中に登場する人たちの会話や擬態語、擬音語だけ。教室、園庭、前の道、登場する人たち、ページを追って細かいところに注目すればするほど季節の動きを感じます。本の真ん中辺りの8月の夏休みのページ、そして卒園式後の教室のページが印象的です。どちらもシーンとしています。やっぱり主役は元気なこどもたち。生き生きと動き回っている子どもたちの姿があってこその幼稚園、と改めて感じますね。

この<トコトコ・スキップえほんシリーズ>には、ほかに小学校の一日をえがいた『いちねんせい』、遠足で出かけた動物園の様子の『どうぶつえん』、各階の売り場が賑やかで楽しい『デパート』があります。シリーズで揃えて読むとトコトコ・スキップ、親子でその世界に入って行きそうです。

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