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うさぎをつくろうの表紙画像

『うさぎをつくろう――ほんものになったうさぎのはなし』
レオ=レオ二 作  谷川俊太郎 訳

好学社

『スイミー』や『フレデリック』などたくさんの人気絵本でお馴染み、レオ・レオ二の作品です。

仲良しコンビのエンピツとはさみ、何をして遊ぶ?と相談中。そしてきょうはうさぎを作ろう、ということになりました。エンピツが描いた線描写のうさぎ、そしてはさみが切り抜いたきれいな色模様のうさぎの誕生です。

お腹がすいているうさぎたちにエンピツとはさみがそれぞれにまた線描写のにんじんと切り抜いたにんじんを与えます。でもまたお腹がすいた、とうさぎたちが食べ物を探していると、突然大きくて赤いにんじんが目の前に・・・。コレはホンモノだ、とえんぴつウサギが気づきました。どうしてホンモノとわかったのでしょうか?そのにんじんをおいしく食べたあと、エンピツうさぎとはさみうさぎはほんもののウサギになったのでした。どうしてホンモノってわかるのかって?それはこのお話を読んでみてね。

訳者の谷川俊太郎さんはこの作品を「簡潔だが意味深い絵本」と評価しています。 大人もこのお話を読んで谷川さんのことばを実感してください。

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