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なんげえはなしっこしかへがなの表紙画像

『なんげえ はなしっこ しかへがな』
北 彰介 文  太田大八 絵

銀河社

津軽弁で語られる「なんげえもの」の昔話が七つ。同じ言葉の繰り返しがいつまでも果てしなく続きます。カラスが鳴くと、栗の実がひとつ落ち「ガア ボタン ガア ボタン」と栗の実が全部落ちるまで一年と三日かかったお話をはじめ、ヘビ、カエルなどが登場し、擬態語(ぎたいご)、擬音語(ぎおんご)のおもしろさも味わえる読み聞かせにもぴったりの一冊。

作者の北彰介さんは青森出身。半年も雪に閉じ込められる北国の長い冬、子どもたちは天気のいい日のスキーやそり遊び以外は、こたつやいろりのそばで、おばあさんから聞く昔話が何よりの楽しみだったと作者はあとがきで述べています。作者自身が小さい頃おばあさんから聞いた、ふるさとの思い出として心に残っている昔話を津軽弁のまま再現しています。方言で語られる昔話の面白さを味わってみてください。

絵を担当しているのは1918年生まれ、今でも現役で活躍中の太田大八さん。たくさんの絵本を生み出している人気作家の太田さんの作品はこの本の紹介コーナーでもいっぱいとりあげていきます。

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