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本のしょうかい

ねこはるすばんの表紙画像

『ねこはるすばん』
町田尚子 作

ほるぷ出版

人間がお出かけしました。いってらっしゃい、と窓から見送るねこ。

さぁて、この自由な時間をねこはどう過ごすのでしょうか

人間がいなくなった静かなお部屋でゆっくりお昼寝、と思っていたら大間違い。

ねこはたんすの中にある自分専用の秘密の抜け道を通って森へ出てきました。

とってもいいてんき、とねこはごきげん。あれあれ、二本足で歩き始めました。

向かった先は喫茶店。まずはのどをうるおしてから、というわけです。それからとこやさんでねこ特有の毛並みのお手入れをしてもらい、本屋さん、映画館。まだまだねこのお散歩は続きます。マグロを食べたいと釣り堀に行きますが、全然釣れないので回転寿司へ。それからそれから・・・。

お留守番はさみしい?おいていくのはかわいそう?いい子でお留守番していてね。なんていうのは、人間の勝手な思いなのかもしれません。

飼い主が留守中のこのねこの行動を見ていると、ねこも「鬼の居ぬ間に洗濯」ですね、と笑えます。

でも、あれ、これってうちの誰かさんと一緒?と自分たちの姿と重なって見えたり、ねこの自由で気ままなひとときがうらやましく思えたり、とにかく楽しい絵本です。

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