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本のしょうかい

さくらのふねの表紙画像

『さくらのふね』
きくちちき 作

小峰書店

 

さくらが咲きました。みんな待っていました、さくらの花。

川面にひらひらさくらの花びらが舞いおります。その小さなさくらのふねにまず乗ったのはてんとうむしです。

はるきたよ。はるきたよ。川辺に咲くにわとこの花が「いってらっしゃい。」と見守っています。

てんとうむしを乗せたさくらのふねが進んで行くと、友だちのはちも「さくら のせて さくら のせて」と加わりました。かたくりの花たちが見送っています。

それからともだちのちょうもさくらのふねのお客さんになりました。今度はきぶしの花がいい旅になりますようにと祈ってくれます。

虫たちを乗せたさくらのふねが通り抜けた森では小鳥、動物たちもみんな春の訪れが嬉しくてたまらない様子です。

さくらのふねがふもとのさくらの木の近くにやってくると、「さくら ふれふれ さくら ふれふれ」とさくらの木は穏やかに枝をゆすって迎えます。

もう一面ピンク色!!

どこまでも優しくあたたかく広がっていく春の喜びをきくちちきさんが見事に描いています。

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