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こねこのトトはおるすばんの表紙画像

『こねこのトトはおるすばん』
くらはしれい 作

白泉社

 

女の子のお家には6匹のねこがいます。ボスねこのボボ、蝶ネクタイの首輪をつけたロロ、長い耳のダダ、鈴をつけたみけねこのナナ、いつもナナと一緒の甘えん坊のネネ、一番小さいくろねこのトト・・・ここまでは『こねこのトト』で紹介済みですね。

さて、“こねこのトト”第2弾の今回の作品では女の子がお出かけしている間のトトの様子を中心にねこたちのお留守番風景が描かれて行きます。

女の子が学校へ行っている間はボール遊び、女の子が友だちと遊びに行っている間は他の5匹のネコを相手に遊ぶトト。女の子がお絵かき教室に行くと、トトもお家で紙を引っ張り出してきます。

そんなトトに離れていてもいつも女の子と共にあるのだなぁ、と心が和みます。

でも「ただいま」 と女の子がお散歩から帰ってきてもトトは何故か知らん顔、他の5匹はすぐに駆け寄って行くのに・・・。

ある日、女の子がお母さんとお泊りの荷物を持っておばあちゃんのおうちに出かけ、翌朝帰ってくると、トトの姿がありません。トトはいい子でお留守番していたのでしょうか。

女の子とねこたちのやり取り、トトの様子がほほえましく、ねこはやっぱりこうじゃなくちゃね、とちょっとわがままで気まぐれなねこの魅力がたっぷり味わえる一冊です。

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