
本のしょうかい

『だれかがきたよ』
得田之久 文 垂石眞子 絵
福音館書店
夜、坊やが絵本を読んでいました。
すると「ピンポーン」、誰か訪ねて来たようです。
玄関に立っていたのはあひるさん、うきわを首から下げて「いっしょに おふろに はいろう」と坊やを誘います。
坊やとあひるさんが一緒に楽しくお風呂に入っていると、また「ピンポーン」。パンダさんが「いっしょに パジャマを きよう」とやって来ました。
そこで坊やとあひるさんとパンダさんがパジャマに着替えていると、また「ピンポーン」、今度はパジャマ姿のわにさんが歯ブラシを持って立っています。
もちろん「いっしょに はみがき しよう」というお誘いです。さて、次は誰が来るのでしょう?
最後はやっぱりおやすみ前の絵本タイム、みんなで読むと盛り上がります。
そしてだんだん眠くなるみんな・・・。
次々にやってくる動物たちに導かれて坊やが眠るまでを楽しく描いていきます。
得田之久さんのシンプルな文と垂石眞子さんの絵、表情豊かな動物たちの様子や坊やの子どもらしい姿に大人も笑顔になれるおやすみ絵本です。