本のしょうかい
『ともだちしりとり』
乾栄里子 文 西村敏雄 絵
福音館書店
しろくまくんの呼びかけでどうぶつたちのともだちしりとりのはじまり、はじまり。
「しろくま」からスタートです。次はしろくまの「ま」から。さてどんなともだちの名前が出てくるのでしょう?ページのはじにちょっと顔が見えています。
それは「ま」がつく「まんとひひ!」しろくまとまんとひひ、今度は「ひ」がつくともだちを考えます。
ページのはじっこにひょろりとしっぽが見えています。それは「ひょう」でした。
3人の頭に浮かんだ「う」がつくともだちは・・・。次から次へとしりとりは順調に進み、登場した動物たちはみんなでで手をつなぎ、友だちの輪が広がって行くのですが、「ら」になった時に・・・。そして・・・。
誇らしげに勢ぞろいする動物たち、裏表紙にスタンバイしている動物たちもいます。しりとりは終わりそうにありません。何だかウキウキしてきます。
しりとりは子どもも大人も場所を選ばず、どこでもできる遊びです。目が疲れる心配もありません。一人の時だってできます。でもみんなでしりとり、がやっぱり楽しいですね。
この絵本は福音館書店「こどものとも年中向き」最新号(2025年2月)。