本のしょうかい
『こいぬのがっこう』
きたむらさとし 作
岩波書店
小犬はルーシーが学校に行っている間いつもお留守番です。ルーシーは学校で何をしているのだろうか、とずっと不思議に思っていました。
ある日、犬の仲間がみんなでどこかへ急いでいく姿を見た小犬は後を追いかけました。
みんなが集まったのは子犬の学校でした。先生が来るのを待っています。
さて、小犬の学校ではどんな授業があるのでしょうか。小犬たちは、先ずからだの掻き方を教えてもらいます。次はしっぽを使った挨拶の仕方、それから夜、寂しい時の鳴き方やどんなところでもぐっすり眠れるようにすることを教わりました。
最後はみんなで街に出てみました。小犬はいつのまにかみんなとはぐれてしまうのですが・・・。
さて、授業で習ったことは役に立ったのでしょうか。
犬たちの表情や動きが 一匹一匹違っていて、それを眺めているだけで楽しくなるきむらさとしさんの最新作です。 犬にとっても学校は大切なんですね。